前回の記事では、
うつ病の夫が「これだけはわかってほしかった」と話してくれたことを書きました。
→うつ病の夫が「これだけはわかってほしかった」と言ったこと
その中で少し触れた、大きなつらさについて話してくれました。
それが、職場でのことです。
職場でのできごと
出勤できないことより、「迷惑をかけている自分」がつらかった
夫は、仕事が嫌で行けなかったわけではありません。
体調が悪くなり、早退や欠勤が増えていく中で、
一番つらかったのは、
という気持ちだったそうです。
次に出勤したとき、
「すみません」と謝らなければいけない空気。
それが続くうちに、
職場に行くこと自体が、だんだん怖くなっていったと話していました。
「精神的に弱いからだよね」と決めつけられた言葉
体調について相談したとき、
優しく声をかけてくれる人もいました。
でも一方で、
「精神的に弱いからだよね」
そう言われたことが、深く心に残っているそうです。
「自分は弱い」
そう決めつけられたように感じて、すごくつらかった
本人も、うつ病になる自分を
「弱いのではないか」と責めていた時期だったからこそ、
その言葉は、より強く刺さったのだと思います。
「休職したら?」という言葉が、突き放されたように感じた
数回休んだあと、職場から言われたのが、
「休職して、ちゃんと休んだらどう?」
この言葉を、夫は
「心配」ではなく、
「迷惑だから休め」と言われているように感じたそうです。
『生活もある』『出勤したい気持ちもある』
その時の夫には、休職という言葉を受け止める余裕がありませんでした。
実際に休職すると、今度は
「人が足りないんだけれど、いつ戻れそう?」
手続きなどで職場とやり取りをするたびに、
「いつ戻れそう?」と聞かれることがありました。
休んでいても、
常に職場のことを気にし続けなければならない状態が、
とてもつらかったと話していました。
理解されないことが、孤独を深めていった
病状について詳しく話を聞いてもらえているとは感じられず、
理解しようとしてもらえているとも思えなかったそうです。
「知らないまま、分かったつもりで判断されるのがつらかった」
そう夫は言います。
職場が病院だったこともあり、
「もう少し理解してもらえるのではないか」と期待していた分、
余計につらく感じたそうです。
「全部わかってほしいわけじゃない」
夫が、何度も繰り返していた言葉があります。
「全部わかってほしいわけじゃない
でも、弱いからだとか、甘えているとか、
そうやって決めつけないでほしかった」
理解できなくてもいい。
でも、理解しようともしないまま、
悪く言われることが、何よりもつらかった。
それが、夫の本音でした。
妻として、今なら少しわかること
当時の私は、
「職場の人に全部理解してもらうのは難しい」
そう思っていました。
今でも、その考え自体は間違っていないと思います。
ただ、
それほどまでに追い詰められていた
ということを、
私は十分に想像できていなかったのかもしれません。
まとめ
うつ病のつらさは、
症状そのものだけではありません。
それらが重なって、
人を静かに追い詰めていきます。
※これは夫自身が経験したことであり、
感じ方や職場の状況は人それぞれ異なります。
この文章が、
職場で悩んでいる人や、
支える立場の人にとって、
何かを考えるきっかけになればと思っています。
▶︎ 前の記事はこちら
うつ病の夫が「これだけはわかってほしかった」と言ったこと

読んでいただきありがとうございます。
ガーたん
ストレス分析から思考パターンを読み取り、
自分のメンタルケアに繋げるAIメンタルパートナーのアウェアファイ。
自分の気持ちや考え方って、意外と自分では分からないもの。
そんなときに、そっと気づきをくれる存在があるだけでも心は少し軽くなります。
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