私の夫はうつ病で、休職や転職を繰り返してきました。
今回、うつ病の夫と生活していくなかで、私なりに気を付けていたことをまとめてみました。
同じように、うつ病の家族を支えている方や、どう接すればいいか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
我が家のうつ生活の様子や制度、転職についても記事を書いてるのでよかったらみてください。
→鬱とガーゼとタオルと私と。鬱生活
うつ夫との生活

まずはじめに、夫のうつ症状は振り返れば20代の頃から出ていました。
常に頭痛がありカフェイン入りのコーヒーや栄養ドリンク、頭痛薬でごまかしてきました。
30代になり、仕事中に冷や汗をかいて吐き気に襲われ、早退することが多くなりました。
仕事に支障が出始めたため、一緒に病院を受診し、うつ病の治療が始まりました。
休職中は何度も「悔しい」と泣き、「自分がこんな風になってごめん」と何度も謝ってきました。
聞いているこちらも、かなりネガティブな感情に引っ張られ、
イライラしてしまったり、負の感情に飲み込まれそうになることがありました。
そこで、自分を保つためにやってみたことをまとめています。
1. まず自分の心を守ることが大切
支える側が先に倒れないことが、いちばんの土台でした。

これは一番に意識していたことです。
夫の気分が落ち込むと、こちらもイライラしたり、不安になったりすることがありました。
ですが、夫の立場から見ると、
「自分のせいでそうなってしまった」と考えていたのだと思います。
それがさらにネガティブな要素を増やしてしまうのではないかと思いました。
そのため、私は自分の休息時間をしっかり確保するようにしました。
家族そろって出かけることが難しいことも多かった我が家です。
私が子どもたちを連れて好きなところに出かけたり、夜に自分だけの自由な時間を持ったりしました。
そうしていくうちに少しずつ心に余裕を持てるようにしていました。
他にも、自分なりに発散できそうなことを取り入れ、ストレスを溜めないようにしていました。
2. 無理に励まさない
同じ話を何度聞いても、私にできることは
「心の風邪だから時間はかかるけど、いつか良くなるよ」と伝えるくらいでした。
「頑張れ」と声をかけたこともありましたが、休職中は特に
「何を頑張ればいいの?」となってしまうのではと思い、
話しかけてきたときは相槌を打つことが多かったです。
私から特別に今の状態を聞くことはせず、
「話したいときは聞くね」というスタンスでいました。
3. 小さな変化を見逃さない
朝から一段と調子が悪そうな日がありました。
顔を合わせるとお互いに気にしてしまうため、
「部屋で休んでてね」と伝えていました。
逆に調子が良さそうな日は、家のことを任せるようにしていました。
うつ症状でできない日もありますが、
可能なことは遠慮なくやってもらうようにしていました。
4. 一緒に日常を整える
ストレスからか体重が60kg台から80kg台になり、
人生で一番体重が増えた時期がありました。
その頃は毎晩ジャムパンを食べていました。
菓子パンばかりでは体にも良くないため、やめてもらいました。
治療を始めてから頭痛がなくなったこともあり、
それまで飲んでいた栄養ドリンクやカフェイン入りの飲み物も同時にやめてもらいました。
野菜を多めに取り、栄養を意識した食事を心がけました。
また、ゴミ出しは少し調子が悪い日でも必ず行ってもらっていました。
荒治療のような気もしますが理由は、朝日を浴びてもらうためです。
部屋に閉じこもり、昼夜逆転しがちだったため、
どこかでリセットしないといけないと感じていました。
忘れていても私が代わりに出すことはせず、今でも意識して続けています。
食事や睡眠リズムが乱れると気分も落ち込みやすくなるため、
簡単な家事や食事の準備を一緒に行い、少しずつ生活リズムを整えるようにしました。
5. 完璧を求めない
うつ症状が強いと、何かやろうと思ってもできないことが多くありました。
そのため、家のことも「やってくれたらラッキー」くらいの心構えが必要だと感じました。
はじめの頃は、ずっと家にいるのに家事をしてくれないことにイライラすることもありました。
なので自分の捉え方を変えるよう意識しました(笑)
「私がやらなきゃいけない」という気持ちを手放し、
「今日は掃除できなくてもいいや」と思えるようになってから、イライラが減りました。
6. 家族や友人の力も借りる
我が家では、最初から周りに隠さない選択をしました。
プライドや周囲の目を気にして言わない人もいると思いますが、
今の世の中、3人に1人はうつ病になる時代です。
私自身も「特別なことではない」と捉え、周囲に伝えていました。
すると、保育園の先生のご主人もうつ病で闘病中だったことがわかり、
職場にも精神疾患で通院している方がいたりと、
理解してくれる人や同じ境遇の人が意外と多いことに気づきました。
一人で抱え込むと、心も体も疲れ切ってしまいます。
信頼できる友人に相談したり、実家が近かったため、
休みの日には実家に行って好きなことをして過ごしたりしていました。
家族に協力してもらうことで、気持ちがとても楽になりました。
7. 病気の理解を深める
「人は分からないことに対してイライラする」と聞いたことがあります。
実際にうつ病を経験したわけではないため、完全に理解することはできません。
ですが、症状や起こりやすい条件を調べ、実際の夫の状態と照らし合わせていくうちに、
病気の影響で起こるものだと理解し、少しずつ受け止められるようになってきました。
脳の状態によって引き起こされていると理解すること、
そして少しいい意味で期待しすぎないことも大切だと感じました。
8. 本人のペースを尊重する
予定を立てても動けないことがあり、
「出かけられるときに出かける」スタイルが自然と定着しました。
無理に外に連れ出そうとすると、
「出先で具合が悪くなったらどうしよう」という不安に襲われてしまうため、
焦らず、近場での外出にしたり、時には現地集合・現地解散にしたこともありました。
できることから、少しずつ進めるようにしました。
9. コミュニケーションの方法を工夫する
私は、心配しすぎないように意識しました。
人から言われた言葉が思い込みにつながることもあると感じたからです。
それほど体調が悪くない日でも、
「体調悪そうだね」と言われることで、
「自分は体調が悪いんだ」と思い込んでしまうのは良くないと感じたからです。
また、体調の話だけでなく、私自身も
「今日はこんなことがあって大変だったよ」
と、日常の出来事を話すようにしていました。
お互いに一人で抱え込まないための、ささやかな工夫です。
10. 希望を持ち続ける
毎日ネガティブな感情ばかりに囲まれていると、こちらも辛くなってしまいます。
そのため、
「今日はこれができた」
「昨日より動けた時間が長かった」
と、できたことに目を向けるようにしました。
まとめ

うつ病の夫と暮らす中で、正解がわからず悩み続ける日々でした。
「これで合っているのかな」
「もっと違う接し方があったのかな」
と、今でも考えることがあります。
今回書いた10個のことは、特別な方法ではありません。
試行錯誤しながら、失敗しながら、我が家なりに続けてきたことです。
大切だと感じたのは、
支える側が無理をしすぎないこと、
病気と向き合いながらも生活を止めすぎないこと、
そして小さな「できた」を一緒に積み重ねていくことでした。
今、同じようにうつ病の家族を支えていて、
「しんどい」「もう限界かもしれない」と感じている方がいたら、
あなたが弱いわけでも、冷たいわけでもありません。
ここに書いた中で、
「これならできそう」「少し楽になれそう」
そんなものが一つでもあれば、それだけで十分だと思います。
うつ病との生活は、長く、先が見えないことも多いですが、
一人で抱え込まず、少しずつ、今日を乗り切っていけますように。
この文章が、誰かの心の荷物をほんの少し軽くできたら嬉しいです。

読んでいただきありがとうございます。
ガーたん
ストレス分析から思考パターンを読み取り、
自分のメンタルケアに繋げるAIメンタルパートナーのアウェアファイ。
自分の気持ちや考え方って、意外と自分では分からないもの。
「なんでこんなに疲れるんだろう」「同じことで落ち込むな…」
そんなときに、そっと気づきをくれる存在があるだけで、心は少し軽くなります。
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