この記事は感情の揺れ、不安、メンタルヘルスに関する内容を含みます。読む際はご自身の気持ちに配慮してください。
私の娘である10歳の子が一時的に情緒不安定になり、2か月間向き合った話です。
この記事でわかること↓
- 10歳の娘に起きた変化
- 親としてどんな対応をしたか
- 原因として振り返って気づいたこと
- 2か月後どう回復したか
はじめに
情緒不安定になったのは、娘が10歳、息子が8歳の時のことです。
ある日、娘が泣きながら学校から帰宅しました。
心配になりその日の夜、落ち着いた頃を見計らって布団で横になりながら話を聞きましたが、
友達関係も良好で、学校で怒られたり喧嘩やトラブルがあったわけでもありませんでした。
情緒不安定の娘の様子

最初は「すぐに落ち着くだろう」と思っていましたが、
そこから情緒不安定な状態はどんどん強くなっていきました。
その日を境に、約2か月間ほぼ毎日、学校から帰ると泣くようになったのです。
具体的には次のような様子がありました。
「悪いことを考えると本当に起きてしまう」という被害妄想や、「自分の気持ちがよくわからない」という混乱が続いていました。
自分の想像した悪いことが実際に起こるのではないかという思い込み
泣いて帰ってきた日から、毎晩「眠れない」状態が続きました。
ちょうどその頃、以前あまり良い印象を持っていなかった上級生のお友達がケガをして退院した、という出来事があり、それを自分のせいだと思い込んでしまったようです。
「自分が想像してしまったことが現実になってしまうのでは?」
「だから悪いことは考えちゃいけない」
そんな強い思い込みがありました。
ある日テレビでケガのニュースを見た時も、
「もしかして、私が変な想像をしちゃったからケガしたのかもしれない」
と話していました。
明らかに考えてもいなかったことまでも自分のせいだと思い込んでいました。
私は娘に、
「たまたま思ったことが重なったら不安になるよね。」
「でもあなたにそんな力はないから大丈夫だよ。もし本当に想像したことが全部現実になるなら、○○ちゃんが思ったことが全部叶って怒ったり泣いたりすることがないよ。」
「今泣いて悲しいのなら違うんじゃないかな?」
と伝えました。
ネットにあった都合のいいことを想像して(どこかの記事に書いてあった空から100万円が降ってくることはないでしょう?みたいな文章でした)起きていないのだから、あなたの想像ばかりが現実に起こしたくても不可能です。みたいなことが書いてある文章を一緒にみせたりしました。
感情がわからない
ある日、一緒にテレビを見ていて同じタイミングで笑ったとき、私が「面白いね」と声をかけると、
「面白…い?のかなぁ?」
と不安そうに返ってきたことがありました。
ほかにも、何か聞いても黙り込んで首をかしげたり、「わからない」と答えることが多くなりました。
昔から仲良しのお友達と遊んだ時も、以前は楽しそうに笑って「まだ遊ぶ!」と帰るのに苦労したほどですが、この時期は遊んでいる途中で突然泣き出し「帰りたい」と言い出すこともあり、明らかに様子が変わっていきました。
しばらく続いた眠れない状態
不安になると「お父さんに話を聞いてほしい」と言い、一人で寝ている夫のもとへ行き、1時間ほど話してから戻ってくる、という日が続きました。
今まで21:30に寝ていたのに、その頃は23時〜日付が変わるまで眠れない日も多く、親の私たちも、もちろん寝不足ですが本人も寝不足続きでさらに情緒が不安定でした。
毎日職場に娘からの電話
この頃、娘は「両親が揃っていない時間」が極端に不安になっていました。
どちらかが家にいても、家にいないほうの親の携帯に電話をかけてきて、
夕方子どもたちだけで留守番しているときは、
「お願いだから、早く帰ってきて…!」
と泣きながら電話がありました。
私は子どもたちだけでいる時間をできるだけ減らすため、職場にお願いして毎日一時間早く早退するようになりました。
カウンセリング

情緒不安定な状態が1か月ほど続いた頃、精神科を受診しようか迷い、まずはカウンセリングを受けました。
問診票の記入、本人の問診、親子の問診を受けた結果、
「今は様子を見てもいいし、治療を始めてもいい微妙なライン」
と言われました。
父親がうつ病ということもあり、
遺伝的な要素、そして極度の人見知りによるASDのような特性が少し見えるとも指摘されました。
私も迷いましたが、カウンセラーが本人に直接「どうしたい?」と聞いたところ、本人の意思で
「様子をみる、大丈夫。」
と娘が決めたので、この時は治療を始めず経過観察を選びました。
精神科の小児枠はどこも予約が取りづらい状態で、たまたま近くに通えるカウンセリング施設があって助かりました。
原因として気づいたこと
そうした変化の中を振り返る中で、思い当たることがいくつかありました。
- 弟に手がかかるあまり、娘との関わりが薄くなっていたのではないか
- 前はすごくハグする時間が多かったのに極端に減ったのではないか
- 夫が「女の子だから」という理由で、成長してきた娘に無意識に距離を置いていた
という点です。
弟はかまってちゃんで、注意することも多く、どうしても弟ばかりに目がいきがちでした。
その結果、娘の気持ちに気づけていなかったのではないかと思います。
夫と話し合った時も
「娘を叱ったのって最後はいつだったっけ?」
と弟にばかり目がいっていたと痛感しました。
もともとたくさんハグをして
「大好き」「今日も素敵だね」「生まれてきてくれてありがとう」とたくさん伝えているのですが、
振り返ってみると弟のことを注意してしまう時間が増え、ハグの時間が減っていたように思いました。
また、どちらにもじゃれ合いながら遊んでいたのですが娘の成長に合わようと娘との関わり方を変えてしまっていたのかもしれないと思います。
娘はボーイッシュで体を動かすのが好きなタイプ。
そんな娘にとって、その距離は心の寂しさにつながっていたのかもしれません。
家族で取り組んだこと

夫と話し合い、
- 望む限り、全力で遊ぶこと
- 言葉や行動でしっかり愛情を伝えること
- ハグをたくさんすること
- 姉弟で対応を変えないこと
これらを意識するようにしました。
普段しっかり者の娘に「言わなくてもわかるだろう」と甘えていた自分を反省し、
当たり前のように一緒に話していても“ながら作業”をせず、きちんと目を見て話すことに注意しました。
現在の様子

今では元の明るい状態の娘に戻りました。
そして嬉しかったのは、
「ぎゅーってしてほしい時にいなかったから寂しかったんだよ」
と、自分の気持ちを言葉にしてくれるようになったこと。
朝起きた時にも、遠くから「ぎゅーしにきて!」と呼んでくれるようになりました(笑)
まとめ
たくさん甘えてくれるのは今だけ。
だからこそ、ぎゅーっとして、愛情をたっぷり伝えていきたいと思いました。
関わりが偏ると、子どもは寂しさを感じてしまうもの。
「言わなくても伝わる」は、親が思っているほど簡単ではありませんでした。
伝えられる時に、しっかり伝えることが大切だと今回のことで改めて感じました。

読んでいただきありがとうございます。
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